標準状態

標準状態[standard-state]

$0^{\circ}\rm{C}$ , $1.01 \times 10^{5} \rm{Pa}$ を満たす気体を標準状態という.

$10^{5} \rm{Pa}$ は標準状態圧力[standard-state pressure, SSP]という.$1.01 \times 10^{5} \rm{Pa}$ は標準大気圧1気圧[atm]に相当する.

なお,気体 1mol の占める体積は,その種類に関係なく,標準状態においては 22.4L となる.これを気体のモル体積という.それぞれの気体は分子の大きさが当然異なる.しかし,分子が動く空間に比べて分子自身の占める体積は非常に小さいという状況においては気体のモル体積が成り立つ.

$n$ [mol] の気体の体積は $22.4 \times n [\rm{L}]$ となる.すなわち,同一温度,同一圧力の下においては,気体の体積はその中に含まれる気体の分子量[物質量*]に比例する.

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ジュールの第2法則 - 標準状態 - アボガドロの法則 - 比湿 - 湿数