通信系モデル

シャノン・モデル

1948年にシャノン[Claude Elwood Shannon]が"A mathematical theory of communication"のなかで示した通信系のモデル.

情報を信号として発射するものを送信機といい,その信号の伝わる経路を通信路もしくは伝送路という.通信路もしくは伝送路を伝わった信号を受け取るものが受信機である.

また,送信機が送った信号と受信機が受け取った信号が雑音などにより違ったものとなる場合がある.この場合を雑音のある通信路もしくは雑音のある伝送路という.

ファノ・モデル

1961年にファノ[Robert Mario Fano]が"Transmission of information"のなかで示した,シャノン・モデルをデジタル通信に発展させた通信系のモデル.

ファノはシャノン・モデルにおける送信機を情報源符号器と通信源符号器に,受信機を通信路復号器と通信源復号器に分離した.

通信路符号器を構成する要素技術としては,誤り訂正符号化・デジタル変調方式がある.また,通信路を構成する要素技術としては無線マルチパス通信路・光ファイバー伝送路がある.

参照:デジタル通信における要素技術.


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