パウリの排他原理

パウリの排他原理 Pauli exclusion principle

1つの原子内の1つの電子軌道[オービタル]には自転方向[スピン]の異なる2個の電子しか入ることはないという原理.

原理というのは,どうしてそうなるのか,別の何かによって説明できない原則のこと.一旦,原理が成り立つものとして認めると,理論をうまく組み立てて自然現象を説明できる.

パウリの排他原理[Pauli exclusion principle]は,1925年にヴォルフガング・パウリ[Wolfgang Ernst Pauli,1900/4/25-1958/12/15]によって提唱された.パウリはその功績により,1945年にノーベル物理学賞を受賞.

パウリの排他原理はフェルミ粒子[Fermion]について成り立つものであり,ボース粒子[Boson]については成り立たない.しかし,原子内部だけではなく,分子内および金属内部における電子の理解に役立つ.


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