クマタケラン

Alpinia formosana.

ショウガ科ハナミョウガ属[Zingiberaceae Alpinia].同じハナミョウガ属[Alpinia]のゲットウ[Alpinia zerumbet]とアオノクマタケラン[Alpinia intermedia]の交雑種とされる.

九州南部から沖縄,および,台湾に分布.

草丈/樹高1mから2m.
葉序[phyllotaxis]は互生[alternate].形状は長楕円状披針形.
花序[inflorescence]は円錐花序.

ハナミョウガ属 Alpini

多年生の草本.地下に根茎がある.アジアからニューギニアを中心とした太平洋諸島に掛けて分布.

新エングラー体系

植物の分類体系の一つ.現在ではより新しい分類体系が提案されているが,植物標本館,植物標本室[ハーバリウム herbarium]の膨大な蓄積との整合性を保つ意味から昔からのエングラー体系に若干の修正を加えたものを用いている.エングラー体系はおしべ1つめしべ1つを持っている単純な構造の花を原始的な形態としてみなし,その単純な構造の花が複雑な花へと進化していったという考え方が基本となっている.エングラー体系はドイツのエングラー[Adolf Engler; 1844-1930]とプランテル[Karl Prantl; 1888-1911]が考案したもの.

新エングラー体系
裸子植物門 Gymnospermae ソテツ綱 Cycadopsida
マツ綱 Coniferopsida
イチイ綱 Taxopsida
グネツム綱 Chlamydospermae
被子植物門 Angiospermae 双子葉植物綱 Dicotyledoneae 古生花被植物亜綱 Archichlamydeae
合弁花植物亜綱 Sympetalae
単子葉植物綱 Monocotyledoneae

新エングラー体系の考え方
裸子植物⇒被子植物 双子葉植物⇒単子葉植物
離弁花⇒合弁花 無弁花⇒多弁花
子房上位⇒子房下位 離生心皮⇒合生心皮
大本⇒草本 単葉⇒複葉
多数雄ずい→少数雄ずい 放射相称花→左右相称花

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.





















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