キャッサバ

Manihot esculenta Crantz.

トウダイグサ科イモノキ属[Euphorbiaceae Manihot].熱帯低木.

ユカ[Yuca]ともいう.中央アメリカ,あるいは,南アメリカ北部を原産地とする.ペルーでは4000年前,メキシコでは2000年前から栽培されていたという.16世紀にはポルトガル人によってアフリカに持ち込まれ,17世紀にはスペイン人によってフィリピンへ,18世紀にはオランダ人によってインドネシアに持ち込まれた.

現在は世界各地の熱帯で栽培され,ナイジェリア・タイ・ブラジル・インドネシア・ガーナ・コンゴ民主共和国を主産地とする.台湾を発祥の地とするタピオカティーのタピオカ[tapioca]の原料はキャッサバ[cassava]の根茎から製造した澱粉.

草丈/樹高0.5mから2m.
葉序[phyllotaxis]は互生[alternate].長い柄を有し掌状に深く切れ込んでいる[掌状葉].掌状葉を構成する小葉片は長倒卵形から披針形で長さは8cmから20cm.
花序[inflorescence]は総状花序.

イモノキ属 Manihot

キャッサバの和名がイモノキ[芋の木].

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.





















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