Urtica thunbergiana.
イラクサ科イラクサ属[Urticaceae Urtica].
イラクサは刺草・蕁麻[Nettle]と書く.
茎や葉の表面には,その基部にアセチルコリン[Acetylcholine,ACh]とヒスタミン[Histamine]の入った嚢のある毛のようなとげを持つ.
イラクサの葉に触れると皮膚が赤く盛り上がる.この様子が似ている点から膨疹のことを「蕁麻疹」と呼ぶようになった.
イラクサとシソは一見すると似ているが,シソの葉は根元から流線形に葉脈が多く伸びている点がイラクサと異なる.
@戸隠神社奥社
神経伝達物質[Neurotransmitter]であり,コリン[Choline, Cholin]の酢酸エステル化合物.
神経興奮時に神経終末から遊離しシナプス後膜に作用する.しかし,コリンエステラーゼによって短時間で分解されてしまうため作用が持続しない.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.